独身のわたし、老後に向けた不動産の最善策はなに?

■ご相談

私は59才の独身女性で、都内で自営業を営んでいます。

親は生前、お前にも資産を残してやると言って、私名義の不動産を残してくれました。

ただ私は独身だし、今後も一人で暮らすと思うと、身の周りはさっぱりとしておいた方が良いと思っています。

そしてこの不動産からは一定の収入もあるのですが、多少複雑な権利関係もあり、また建物も古くなっていて、いつまでも現状のままという訳にもいかないのが実情です。

そして、私には兄弟がいて甥や姪がいるのですが、私の死後に相続人となる彼らにこの不動産を残しても、かえって迷惑になるとも思うのです。

それよりも、自分自身の老後のことを考えたら、そろそろ売却して現金にした方が良いのではないか、親が残してくれた不動産ですが自分にとっての最善策は何なのかを、最近ずっと考え込んでおりました。

そのような時に、お世話になっているファイナンシャルプランナーから紹介されて、こちらへ不動産コンサルティングを依頼することになったのです。

■相談した結果

初回面談は、まずは私の気持ちと考えをしっかりと聞いてもらいました。
そしてその後、この不動産の価値がどのくらいあるのかを査定して貰うことにしました。

少々ややこしい不動産でしたので、全部まとめて売却する選択肢もあれば、一部だけ売却して残りは保有し続けるという考え方もありました。

いくつかのシミュレーションを行った後に選んだ答えは、やはりまとめて売却することでした。
理由はいくつかありましたが、まとめて売却した方が価格が上振れしやすいことと、一部を残してもいずれは売ることになるだろうという将来の考え方によるものでした。

売却後にかかる譲渡所得税がどのくらいかかるのかも税理士にシミュレーションして頂いて、税金を支払った後に手元に残る現金についてもイメージすることができました。

そして、売却してあらためて気づいたことがあります。それは、不動産を持っていた頃は、煩わしいやり取りに結構な時間を取られていたということです。不動産は親の残してくれた資産でしたので、売却には大変悩みましたが、その悩みにも寄り添ってコンサルティングして頂いたおかげで、納得のいく道を選ぶことができました。

いまは不動産を手放したことにより、不動産を維持管理していたときのやり取りからすべて解放されて、穏やかな毎日を過ごしています。

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