専門家1:税理士
不動産のことを考える際に、税金の知識は必須となります。売買するときはもちろんのこと、所有しているだけでも、税金の知識を身につけておかないと気がつかないうちに損をしかねません。すなわち、売買金額や家賃収入という数字だけにとらわれることなく、全体を俯瞰して判断していく必要があるのです。それには税理士からの助言がとても頼りになります。よって、不動産の問題を解決するのに、税理士は欠かすことのできない重要なパートナーなのです。
このような方は、税理士と連携したサポートがおすすめです
●相続が発生したとき、相続税を納めるための現金が間に合うのか心配だ
●このまま相続が発生したら不動産が共有名義になってしまいそうで、その後が不安だ
●不動産を売却した翌年には税金を納める必要があると聞いたことがあるが、結局のところ売った後に使えるお金はどのくらい手元に残るのか知りたい
専門家2:行政書士
次の世代へ円滑に資産承継を進めていくために、遺言を準備したり後見制度を利用したりするケースは少なくありません。ところが、この承継する資産の中に不動産がある場合には、やっかいになることが多いのです。このような時は、私たちと行政書士の連携が皆様を強くサポートすることになります。ところが、行政書士が取り扱うことのできる業務は幅が広く、その中でもとりわけ遺言・後見人・死後事務委任を取り扱われている「相続専門」の行政書士と連携する必要があります。また逆に、後見や死後事務委任を専門に扱われる行政書士にとっても、不動産に関する知識は欠かすことが出来ません。なぜなら、将来皆様が所有する不動産について、重要な判断をサポートする立場になるからです。もちろんお客様の大切な資産を、よく知らない不動産会社へ丸投げする訳にはいかないはずです。このように、私たちと相続専門行政書士はとても密接な間柄なのです。
このような方には、私たちと行政書士が連携したサポートがお勧めです
●所有している不動産を、将来だれにどう引き継いでいくのか決めておきたい
●親が高齢のため、この先認知症が発症しても親の不動産を売却することができるように、念のため何か準備をしておきたい
●ひとりで暮らしており、自分が亡くなった後の不動産活用方法について、あらかじめ決めておきたい
専門家3:司法書士
私たちは、法律の専門家である司法書士と、いつも一緒に仕事をしております。そもそも不動産に「登記」は欠かせません。登記が第3者への対抗要件となるということは、皆様きっとご存じのことだと思います。そして、相続対策として最近話題の「家族信託」も、司法書士による登記が必要となります。さらに昨今の民法改正により、これまで義務では無かった相続登記や住所変更登記が義務化されることになりました。よって、これからは個人法人問わず、引越して住民票が移動しただけで所有する不動産の登記を変更しなくてはならず、司法書士へお願いする機会はますます増えていくのです。
このような方には、私たちと司法書士が連携したサポートがお勧めです
●親戚が亡くなって私が相続するのだが、財産の中に不動産があるので相続の手続きと同時に売却を進めたい
●将来、親の所有する不動産をこちらの判断で売却して、いざというときの介護費用に当てられるように準備しておきたい
●借入の返済が完了したので、相続や売却に備えて抵当権を抹消しておきたい
専門家4:保険募集人/ファイナンシャルプランナー
これらの方々は、日ごろからクライアントが想い描く夢を共有して、実現に向けたサポートをされております。ライフプランを作成して、将来の資産運用やリスク管理に対して助言をする際に、皆様が所有する不動産の点検は見逃すことが出来ない重要なポイントとなります。不動産が有効活用されているのなら問題ないのですが、なかには所有していることがかえって障害となっているケースも散見されます。そこで、私たちの出番がやってまいります。私たちがこれらの専門家とともに皆様の将来像をお聞きすることで、夢の実現に向けてまた一歩前進をするお手伝いをしております。
このような方には、私たちと保険募集人/ファイナンシャルプランナーが連携したサポートがお勧めです
●所有している不動産が、うまく活用できていないのではないかと疑問に感じている
●不要となっている不動産を売却して、その資金で先々の資産運用を考えていきたい
●相続や事業承継に向けて保険の活用が有効だと思っているが、そのためにまず所有している不動産の問題を解決したい
専門家5:中小企業診断士/経営(M&A)コンサルタント
経営者の想いを実現するために、強力なパートナーとしてサポートされている専門家の方々です。企業の経営方針に基づき、社内環境や財務状況など様々な分野を点検されるなかで、所有されている不動産を今後どうするのか、再考を迫られる場面もよく見られます。所有している不動産が有効活用されていなければ、その企業にとっては不動産の所有自体が経営の足を引っ張りかねません。さらに、企業にとっては所有する不動産の名義がどうなっているのか確認することも大変重要なポイントとなります。法人名義の場合もあれば、創業家の個人名義になっていることもあります。個人名義の場合には、企業が個人の相続問題に巻き込まれる可能性もありますので、要注意です。これら所有する不動産を点検して、健全な状態であることが確認出来るのであれば、今後も安心して成長戦略を描いていくことができることでしょう。私たちは、このような経営者の想いをサポートするお手伝いを、彼ら専門家とともに行っております。
このような方には、私たちと中小企業診断士/経営(M&A)コンサルタントが連携したサポートがお勧めです
●老舗企業の事業承継者で今後も事業を成長させていきたいのだが、企業が不動産も所有しているために不動産のことは不動産の専門家に任せていきたい
●企業が所有する不動産を売却して流動資産を増やし、新規事業への投資を加速させたい
●M&Aによって企業を買収したが、その企業が所有している不動産の売却/有効活用について検討したい
専門家6:公認会計士
経営者である皆様は、企業の成長にあわせて経営課題もきっと変わっていくことでしょう。そして顧問の公認会計士と連携をして経営戦略をたてる際には、財務状況の分析もされていることと思います。その折には、ぜひバランスシートを点検してください。そして、もし企業資産のなかに「不動産」があったら注意が必要です。そこには、必ず「含み損」や「含み益」があるからです。
皆様には、常に保有不動産の「時価」を把握しておかれることをお勧めします。経営戦略にあわせて、日ごろから企業不動産戦略(売却・追加投資・減損など)について検討しておくことが理想的です。そして具体的に実行を検討する段階になったら、いよいよ私たちの出番です。どのように進めていくのが皆様の企業にとって望ましいのか、公認会計士と連携して進めてまいります。健全な財務環境を整えることで、理想の成長戦略を描いていきましょう。
このような方には、私たちと公認会計士が連携したサポートがお勧めです
●ここのところ好業績が続いているので、今のうちに所有している不動産を活用していきたい
●企業としての業歴は長く不動産も所有しているのだが、事業環境の変化によって不動産はあまり必要が無くなってきている
●前期と前々期が赤字決算のため、これ以上赤字決算を続けるわけにはいかないため、保有する不動産を期中に売却するべきか検討したい
専門家7:土地家屋調査士(測量士)
土地家屋調査士や測量士のことを、一般的には土地や家屋を測量をする専門家と思われていると思います。もちろん間違いでは無いのですが、じつは彼らの業務内容は、おそらく皆様の想像をはるかに超えています。彼らは正確に測量を行った後、近隣の皆様にわかるようにご説明をして、その境界線についてご承諾を頂くという作業を行っているのです。よって、皆様が将来不要なトラブルに巻き込まれないようにするために、彼らのサポートを必要とする場面は多くあります。私たちにとって土地家屋調査士(測量士)は、頼りになる存在なのです。
このような方には、私たちと土地家屋調査士が連携したサポートがお勧めです
●近々不動産の売却を考えているが、土地の境界をはっきりさせておきたい
●所有している土地の一部だけを売却しようと検討している
●売却しようとしている土地の中に、すでに取り壊した建物の登記が残っているようだ
専門家8:不動産鑑定士
一年に一度、国土交通省が公表する公示地価や、国税庁が公表している路線価など、いつもニュースで報じられる土地の公共評価をしている、いわゆる不動産鑑定の専門家です。わが国には、弁護士は約4.4万人、税理士は約8万人いるそうですが、不動産鑑定士はなんと約1万人程度しかいない、大変稀少価値を有する資格なのです。しかし一般の方にとっては、不動産鑑定士がどのような際に役に立つのか、よく分からないと思います。ところが、不動産鑑定士へ有料で鑑定依頼をすることが望ましいというケースは、案外と多いのです。私たちは、皆様の不動産問題を解決するために、このように専門性の高い方々とも日頃から連携を行っております。
このような方には、私たちと不動産鑑定士が連携したサポートがお勧めです
●複雑な不動産を相続するのだが、相続税が高くなりすぎないよう適切に評価をしてもらいたい
●親族と、どの不動産をどう分けるのか協議をしているが、どうも折り合いがつきそうもない
●現在、交渉中である相手方から不動産の価格を提示されたのだが、それが適切なのかどうかを検証してもらいたい
専門家9:弁護士
ご説明するまでもなく、法律の専門家です。弁護士はトラブルの際に登場する印象が強いですが、トラブルを回避するための準備段階においても、とても重要な役割を果たしてくれます。また、相手方と強く交渉を重ねていくためには、やはり弁護士へ代理人を依頼するよりほか無いというケースもあります。不動産には様々な権利関係者が関与してくることも多いために、弁護士によるサポートもつねに想定しておく必要があるのです。私たちは、事前にトラブルを回避するという目的のために、日ごろから弁護士と連携を取っております。
このような方には、私たちと弁護士が連携したサポートがお勧めです
●揉め事にはしたくないのだが、いつまでたっても解決の糸口が見つからない
●協議をしている相手と、条件的にこちらが不利にならないような交渉をしてもらいたい
●不動産の借り入れ返済が厳しくなってきたので、金融機関と返済の交渉をしてもらえないか